|
骨腫瘍の中で一番頻度の高いものは骨肉腫です
。しかも20歳くらいまでの青少年に多発し(
全体の約7割)、骨肉腫の中で、最も多く発生
する部位は大腿骨です。骨肉腫の中では半数以
上がこの部位に多発します。骨肉腫は骨組織そ
のものが腫瘍細胞で侵されます。骨盤や脊椎に
も発生しますが、主に長管骨と呼ばれる太くて
長い骨の骨端側に見られる傾向があり、頸骨に
も骨肉腫の薬1/5程度確認されます。
|
|
ある女性の場合、膝の痛みの増強を訴えて、X線検査の結果、膝の骨の骨膜に肥厚が確認され、生検を行った。
病理診断は傍骨性骨肉腫で、20歳以下の方に、好んで発生する悪性度の高いたちの悪い骨肉腫とは異なり、
これは悪性度が低く、骨膜から外に向かって、ゆっくり増殖し、めったに転移もしません。発生年齢は骨肉腫
と異なりやや高く、20〜30歳代に多い特殊な癌です。 |
|
|