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T期 |
卵巣内限局発育(約40%) |
Ta |
腫瘍が片側の卵巣に限局し、癌性腹水が無く、被膜表面への浸潤や被膜破綻の認められないもの。 |
Tb |
腫瘍が両側の卵巣に限局し、癌性腹水が無く、被膜表面への浸潤や被膜破綻の認められないもの。 |
Tc |
腫瘍は片側or両側の卵巣に限局するが、癌性腹水が無く、被膜表面への浸潤や被膜破綻の認められたり、腹水又は洗浄液の細胞診にて悪性細胞の認められるもの。 |
U期 |
腫瘍が片側or両側に存在し、更に骨盤内への進展を認めるもの(約10%) |
Ua |
進展ならびに/あるいは転移が、子宮ならびに/あるいは卵管に及ぶもの。 |
Ub |
他の骨盤内臓器に進展するもの。 |
Uc |
腫瘍発育がUa又はUbで被膜表面への浸潤や被膜破綻が認められたり、腹水又は洗浄液の細胞診にて悪性細胞の認められるもの。 |
V期 |
腫瘍が片側又は両側の卵巣に存在し、更に骨盤外の腹膜播腫ならびに/あるいは後腹膜又は、鼠径部のリンパ節転移を認めるもの。又、腫瘍は小骨盤に限局しているが、小腸や大網に組織学的転移を認めるものや、肝表面への転移の認められるものもV期とする。(約30%) |
Va |
リンパ節転移陰性で、腫瘍は肉眼的には小骨盤に限局しているが、腹膜表面に顕微鏡的播腫を認めるもの。 |
Vb |
リンパ節転移陰性で、組織学的に確認された直径2p以下の腹腔内播種を認めるもの |
Vc |
直径2pを越える腹腔内播種ならびに/あるいは後腹膜又は鼠径リンパ節に転移の認められるもの |
W期 |
腫瘍が片側又は両側の卵巣に存在し、遠隔転移を伴うもの(約20%) |
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胸水の存在によりW期とする場合には、胸水中に悪性細胞を認めなければならない。又肝実質への転移はW期とする。 |
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